空室と家賃滞納のリスクと講じるべき対策

こんにちは。

イチワプロパティ編集部のチャドです。

今回は、不労所得を目的とした投資商品として人気の不動産投資の、リスクである「空室」と「家賃滞納」について解説していきます。

目次

  1. 空室と家賃滞納のリスク
  2. 空室リスクの対策
  3. 家賃滞納リスクの対策
  4. まとめ

 

1.空室と家賃滞納のリスク

不動産投資を検討する中で、最初に考えられるリスクが、空室と家賃滞納のリスクになります。

不動産投資の収入源のひとつである家賃収入に直接影響を与える為、当初の運用シミュレーションとずれる可能性があり、これを無視して不動産投資を始めることは無謀な投機といえます。

それでも不動産投資は、リスクマネジメントができる数少ない投資のひとつと言われており、様々なリスクに対して、しっかりと対策をうつことで、リスクを最小限に抑えて運用することができます。

では、実際にどのような対策がとれるか確認してみましょう。

 

2.空室リスクの対策

  • 現在及び想定の賃料は、物件周辺の相場通りか確認
  • 賃貸需要がどれくらいあるかの周辺環境の調査
  • サブリース契約による家賃保証

物件の購入前に「賃料」「周辺環境」をしっかりと確認し、事前のシミュレーションに空室率も加えることにより、シミュレーションと実際の運用のずれを最小に抑えることが可能です。

それでも不安が残る場合や想定外のリスクに備える場合は、管理会社と「サブリース契約」を結ぶことで、入居空室に関わらず一定の賃料が保証されるため、事前のシミュレーション通り運用することが可能になります。

サブリース契約は一見メリットが多く見えますが、管理会社に多めの手数料を支払う必要があったり、サブリース賃料と相場賃料の乖離がある場合に、数年後にサブリース賃料の見直しをいれたりする、悪質なサブリース業者が話題になったケース等もありますので、契約には細心の注意が必要です。

 

3.家賃滞納リスクの対策

  • 入居者の審査を厳正する
  • 入居者に保証会社の加入を義務づける
  • 滞納時に家賃保証がある会社を選定する

入居者の審査を厳正することにより、家賃滞納リスクの可能性を抑えることは可能です。しかし、それだけでは十分な対策とは言えません。

そこで利用したいのが、保証会社になります。入居者に対して、保証会社の加入を義務づけることにより、滞納時の賃料分を保証会社が保証してくれますので、家賃滞納リスクを限りなく0に近づけてくれます。

デメリットとして、手間が増えてしまいますので、滞納時に家賃保証をしていただける管理会社を選定することが必要です。少額のコストで、滞納時の家賃保証のみに関わらず、多岐に渡る業務を代行してくれますので、投資用不動産を運用するうえで、利用したいサービスのひとつになります。

 

4.まとめ

不動産投資の収入の柱のひとつである、家賃収入が安定しないことにおいては、安心して不動産投資を続けることができません。

しかし、不動産投資は、リスクマネジメントすることのできる希少な投資商品のひとつになります。

様々なリスクに対してしっかり対策をとることで、安定した資産運用を実現しましょう。