スケルトンリノベーションとは?|自由度とリスクを理解するためのメリットと注意点まとめ

【はじめに】スケルトンリノベとは何か?

「スケルトン」とは、“骨組み”の意味。

スケルトンリノベーションとは、建物の構造体(柱・梁・床・天井)を残して、内装・設備をすべて撤去して一新するリノベーション手法のことです。

間取りも設備も「白紙」から設計できることから、自由度の高さが最大の魅力。
反面、費用・工期・設計負担も大きく、戦略と準備が不可欠な選択肢です。

一般的なリノベとどう違う?

項目 一般的なリフォーム・部分リノベ スケルトンリノベ

工事範囲 内装や設備の一部を交換 壁・床・天井・配管・電気まで全撤去

間取り変更の自由度 制限あり 自由に再設計可能(構造次第)

工期・費用 比較的短期・低コスト 長期・高コストになりやすい

設計自由度 制限されやすい 完全にカスタム可能

スケルトンリノベのメリット

✅ ① 間取りを白紙から設計できる
壁・床を撤去するため、構造上問題がなければ間取りは完全自由設計。
例:3DK → 1LDK+WIC+パントリーなどの設計も可能。

✅ ② 見えない設備を一新できる
配管・給湯器・電気配線なども入れ替えができるため、トラブル予防と性能向上に直結。

✅ ③ 断熱・遮音・耐震性能を高められる
壁の内部から工事できるため、断熱材の追加や耐震補強にも対応。
快適性・安全性を大きく向上できるのが特徴です。

✅ ④ 資産価値向上・売却時にも差がつく
リフォーム履歴が明確になり、将来的に「中身の新しさ」で評価されやすくなる。
売却時の訴求ポイントにもしやすいという長期的メリットも。

注意点と失敗しないための対策

⚠ ① 費用が想定より大きくなりやすい
解体後に“想定外の補修”が発生する可能性あり

設備や素材のグレード選びでも予算が膨らみやすい
→ 予備費10〜20%は必ず計上しておくこと

⚠ ② 工期が長く、仮住まいが必要なケースも
一般的に2〜4ヶ月以上かかることが多い

賃貸解約や引越しタイミングの調整も重要
→ 早めにスケジュール確定・仮住まい先も検討しておく

⚠ ③ マンションは「管理規約の制限」に注意
水回り移動の制限
床材(フローリング禁止など)

工事時間帯の制限 など
→ 管理組合への事前相談&申請が必要不可欠

事例と費用の目安

▶ スケルトンリノベの費用目安(マンション70㎡)
工事項目 概算費用
解体・撤去工事 80〜120万円
内装・設備(フル) 700〜1,200万円
設計・管理費 100〜200万円(プランによる)
合計(目安) 900〜1,500万円程度

▶ 成功事例:築38年マンションをフルリノベ
購入価格:2,000万円
リノベ費用:1,000万円

実需:2LDK
→1LDK+ワークスペースへ変更 → 新築同様の快適性で、将来のリセールも見込める設計

【まとめ】“全部変えられる”が“全部考える必要がある”

スケルトンリノベーションは、「間取りも設備も自分で選べる最高の自由設計」です。

しかし同時に、すべてを設計・判断する責任も自分にあるという高度な選択でもあります。

✅ ライフスタイルに完全対応した住まいをつくれる
✅ インフラ一新・性能向上・資産性強化のメリット
✅ 費用・工期・規約など、事前計画が成功のカギ

理想の住まいは、すべて「壊す」ことで手に入る――
それが、スケルトンリノベという選択です。

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