住宅ローン審査に落ちる原因とは?|主な理由と対策を徹底解説【2025年最新版】

【はじめに】夢のマイホームへ、最初の関門突破!住宅ローン審査成功への徹底ガイド

住宅購入という人生の一大イベントにおいて、多くの方が利用するのが住宅ローンです。

しかし、「まさか自分が審査に落ちるとは思わなかった…」という声も少なくありません。

住宅ローンの審査基準は複雑で、多岐にわたる要因が合否を左右します。

2025年の最新情報も踏まえ、住宅ローン審査の流れと基準、審査に落ちる主な原因、そしてそれらをクリアするための具体的な対策を徹底的に解説します。

これから住宅ローンの申請を検討している方、審査に不安を感じている方、あるいは過去に審査に落ちてしまった方も、ぜひご自身の状況と照らし合わせながら対策を練るための参考にしてください。

住宅ローン審査の流れと基準

住宅ローンの審査は、一般的に「事前審査」と「本審査」の2段階で行われます。

事前審査(仮審査)

申込者の年収、勤続年数、現在の雇用形態、他の借入状況などを基に、金融機関が借入可能額の目安や融資の可能性を簡易的に判断します。数日〜1週間程度で結果が出ることが多く、複数の金融機関で同時に申し込むことも可能です(ただし、短期間に多数の事前審査を行うことは避けるべきです)。

本審査

事前審査を通過した後、購入予定物件の正式な評価や詳細な個人信用情報、健康状態(団体信用生命保険の加入可否)などを総合的に確認し、最終的な融資の可否と条件(金利、返済期間など)を決定します。結果が出るまでに数週間かかるのが一般的です。

審査基準の主な項目

審査基準は金融機関によって異なりますが、一般的には以下の項目が特に重視されます。

購入物件の担保評価: 購入予定の土地や建物の担保価値。金融機関は、万一返済が滞った場合に物件を売却して債権を回収できるかを評価します。

申込者の属性: 年齢(申込時・完済時)、年収、勤続年数、雇用形態(正社員か非正規か)、勤務先の規模や安定性など。

返済能力: 年収に占める年間返済額の割合である「返済負担率」が重要視されます。多くの金融機関では、この割合が30%~35%以下であることが望ましいとされています。

個人信用情報: 過去のクレジットカードやローンの利用履歴、返済履歴、債務整理の有無など。信用情報機関に登録されている情報が参照されます。

健康状態: 住宅ローンでは、多くの場合、万一の際にローンの残債がなくなる「団体信用生命保険(団信)」への加入が必須とされます。健康状態が良好で団信に加入できるかどうかが審査に影響します。

審査に落ちる主な原因

住宅ローンの審査に落ちる原因は一つではありません。複数の要因が複合的に絡み合って、融資が否決されるケースがほとんどです。

1.年齢に関する問題

多くの金融機関では、住宅ローンの申込時の年齢(満20歳以上が一般的)だけでなく、完済時の年齢にも制限(満80歳未満が一般的)を設けています。例えば、40歳で35年ローンを組むと完済は75歳ですが、50歳で同じ35年ローンを組むと完済は85歳となり、制限を超えるため審査に通らない可能性があります。

2.勤続年数と雇用形態

収入の安定性は、住宅ローン審査において非常に重要な要素です。

勤続年数が短い: 一般的に、勤続年数が1年以上、できれば3年以上であることが望ましいとされています。転職後すぐの申込は、収入の継続性が懸念され、審査に不利となることがあります。

契約社員・派遣社員などの非正規雇用: 収入が不安定と見なされやすく、審査が厳しくなる傾向があります。

個人事業主・フリーランス: 収入の変動が大きいと判断されるため、一般的に3期分の確定申告書などで安定した所得を証明する必要があり、会社員よりも審査基準が厳しくなる傾向があります。

3.収入と借入額のバランス

住宅ローンの借入可能額は、返済負担率によって決まることが多く、年収に対して借入額が大きすぎる場合は審査に通らない可能性が高まります。また、住宅ローン以外の借入も返済負担率に影響します。

その他の借入: クレジットカードのリボ払い、車のローン、教育ローン、消費者金融からの借入、携帯電話の端末代金の分割払いなども「借入」と見なされ、返済負担率を圧迫します。

特に、金利の高い借入が多いと返済能力が低いと判断されやすいです。

4.個人信用情報の問題

過去の返済履歴は、金融機関が最も重視する情報の一つです。

延滞履歴(異動情報): クレジットカードの支払いや各種ローンの返済を延滞したり、自己破産や債務整理を行った履歴がある場合、個人信用情報機関に「異動情報」(いわゆるブラックリスト)として記録され、審査に通ることは極めて困難になります。この情報は、完済や契約終了から通常5年間(自己破産などは10年間)記録が残ると言われています。

スーパーホワイト: クレジットカードやローンの利用実績が全くない状態を指します。信用情報がないため、金融機関は申込者の信用力を判断できず、審査に不利となることがあります。

5.健康状態の問題

住宅ローンを組む際には、ほとんどの金融機関で団体信用生命保険(団信)への加入が必須とされています。

団信の加入不可: 持病がある場合や、過去に大きな病歴がある場合、団信の審査に通らず、結果として住宅ローンの審査も通らないことがあります。

6.購入物件の担保価値

金融機関は、万一の際にローンの回収が困難になった場合に備え、物件を担保として評価します。

担保評価が低い物件: 築年数が極端に古い物件、立地が著しく悪い物件、再建築不可物件(現在の建築基準法では建て替えができない物件)などは、担保価値が低く評価され、審査に通らないことがあります。

審査に通るための対策

審査落ちの原因を理解すれば、具体的な対策を講じることができます。

1.年齢に関する対策

返済期間を短く設定する: 完済時の年齢が金融機関の制限(例:80歳未満)に収まるように、返済期間を短く設定することを検討しましょう。

頭金を多く用意する: 頭金を増やして借入額を減らせば、返済期間を短縮しても月々の返済負担を抑えることができます。

2.勤続年数と雇用形態の対策

転職後すぐの申込を避ける: 可能であれば、転職後すぐの申込は避け、最低でも1年以上、できれば3年以上同じ職場で勤続してから申込みましょう。

正社員への雇用形態変更を検討する: 非正規雇用の方は、可能であれば正社員への雇用形態の変更を検討することで、審査に有利になります。

3.収入と借入額のバランスの対策

借入額を見直す: 返済負担率が30%以下、できれば20%~25%程度に収まるように、住宅ローンの借入額を見直しましょう。

自己資金を増やす: 頭金を増やすことで、借入額を減らし、月々の返済負担と総返済額を軽減できます。

他の借入を整理する: 住宅ローンを申し込む前に、既存のクレジットカードのリボ払いや自動車ローン、その他の高金利な借入は可能な限り完済・整理しておくことが非常に重要です。

4.個人信用情報の対策

延滞履歴がある場合: 信用情報機関の記録は一定期間で消去されます。
過去に延滞履歴がある場合は、その情報が消えるまで(通常5年程度)待ってから申込むのが賢明です。
自身の信用情報は、信用情報機関(JICC、CIC、KSCなど)に開示請求して確認できます。

信用情報を積み上げる: クレジットカードを適切に利用し、毎月遅延なく支払いを行うことで、良好な信用情報を積み上げることができます。ただし、短期間に複数の金融機関に住宅ローンの本審査を申し込むことは、信用情報に悪影響を与える可能性があるため避けましょう。事前審査は複数行っても問題ありませんが、本審査は慎重に選びましょう。

5.健康状態の対策

健康状態を改善する: 可能であれば、健康診断を受け、生活習慣を見直して健康状態を改善する努力をしましょう。

団信加入不要の住宅ローンを検討する: 金融機関によっては、団信の加入が任意または団信なしでも契約できる住宅ローン商品を提供している場合があります。ただし、金利が高めに設定されていたり、借入条件が厳しくなることがあります。

ワイド団信を検討する: 健康上の不安がある方向けに、通常の団信よりも加入条件が緩和された「ワイド団信」を用意している金融機関もあります。金利が上乗せされることが多いですが、選択肢の一つになります。

6.購入物件の担保価値の対策

不動産会社と連携する: 物件の担保評価に不安がある場合は、不動産会社と連携し、金融機関が融資しやすい物件を探してもらうことも有効です。

物件の選定を見直す: 物件の築年数や立地条件、法的な問題(再建築不可など)を事前に確認し、金融機関が担保価値を高く評価する物件を選ぶことが重要です。

【まとめ】審査通過のためにできること

住宅ローンの審査に落ちる原因は多岐にわたりますが、事前に対策を講じることで、審査通過の可能性を大きく高めることができます。

自身の状況を客観的に見直し、以下のような対策を講じることが重要です。

自己資金の準備: 頭金を多く用意することで、借入額を減らし、返済負担率を下げることができます。

信用情報の健全化: 過去の借入履歴を整理し、延滞がない健全な信用情報を維持することが最優先です。

他の借入の整理: 住宅ローン以外の既存の借入(特にリボ払いなど高金利のもの)は、できる限り完済しておくべきです。

健康状態の管理: 団信加入の必要性を理解し、健康維持に努めましょう。

情報収集と相談: 金融機関によって審査基準や得意とする顧客層が異なるため、複数の金融機関に相談し、自身の状況に合った住宅ローンを選ぶことが重要ですし、必要に応じてファイナンシャルプランナーなどの専門家への相談も有効です。

住宅ローン審査は、ご自身の返済能力と信用力を金融機関に示す大切なプロセスです。

不安な点があれば、早めに専門家や金融機関の担当者に相談し、万全の準備を整えましょう。

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