
【はじめに】駅近物件の資産価値の現状

駅近物件は、その利便性から高い資産価値を持つとされています。
実際、駅から徒歩5分以内の物件は、徒歩10分以上の物件と比較して平米単価が10~20%高い
(例:94.63万円/㎡ vs 80万円/㎡以下、2021年データ)傾向にあります。
2025年も東京23区やターミナル駅(品川、渋谷)では価格高騰が続き、賃料プレミアム5~10%が見込まれます。
ただし、地方都市では車社会により駅近の価値が限定的で、駐車場や道路アクセスが優先される場合も。
駅近でも資産価値が下がる要因

駅近であっても、以下の要因で資産価値が下がることがあります。
- 価格設定が相場より高すぎる。
周辺相場(例:東京23区平均90万円/㎡)を無視した価格は買い手を遠ざけ、売却期間が2倍に延びる。 - 騒音や治安の問題:駅近の商業エリア(例:新宿、池袋)では騒音や軽犯罪(犯罪率0.8~1.2%)が居住環境を下げる。都市部の繁華街は静かな住宅街(犯罪率0.4%)より価値下落リスク大。
- 日当たりや眺望の悪さ:高層ビルによる日照遮断や低層階の眺望悪化は、価格10~15%減の要因。
例:麻布台ヒルズ低層階。 - 築年数や管理状態の悪さ:築26~30年で平米単価60%下落。
修繕積立金不足や管理不行き届きは売却価格30%減。 - 周辺に競合物件が多い:供給過多エリア(例:豊洲、晴海)では価格競争が激化、賃料5%下落リスク。
- 2025年問題の影響:団塊世代の相続による中古物件供給増が、特に地方駅近で価格下落圧力。
- 駅の乗降者数:乗降者数が少ない駅(例:地方ローカル駅)は需要低く、駅近でも価値下落。
- 災害リスク:洪水や土砂災害リスクの駅近物件は、気候変動懸念で価値10%減の可能性。
資産価値を維持・向上させるためのポイント

資産価値を維持・向上させるためには、以下の点に注意が必要です。
- 投資ROI:駅近物件は賃料5~10%増、空室率2%減。スマートホーム導入で賃料3%上乗せ。
- 適正な価格設定:周辺相場を一括査定(例:HOME4U)で確認。
2025年は新築供給減で中古価格207.2指数(2010年比2倍)を維持。 - 生活利便性の向上:スーパー、病院、公園の近さは資産価値5~10%増。
例:世田谷区の公園170箇所が価値向上。 - 建物の管理とメンテナンス:修繕積立金充実、スマートセキュリティ(AIカメラ、IoTロック)導入で評価向上。2025年省エネ基準義務化で断熱性能必須。
- 将来性のあるエリアの選定:再開発(例:高輪ゲートウェイ2025年3月開業、大阪万博)やリニア新幹線(品川駅)は地価30%上昇予測。
- 駅直結・ターミナル駅:ペデストリアンデッキ直結や複数路線駅は価値15%プレミアム。
例:渋谷駅直結タワマン。
【まとめ】立地だけに頼らない資産価値の見極め方

駅近物件は一般的に資産価値が高いですが、騒音、治安、築年数、供給過多、2025年問題など多くの要因が影響します。
立地だけでなく、建物の省エネ性能、スマートホーム導入、周辺環境(治安0.4%以下の住宅街推奨)、再開発の将来性を総合評価することが重要です。
オンライン防犯マップや自治体データで事前確認、VR内見で効率化を。投資家は賃料プレミアム(5~10%)や売却益(築10年で10%減抑制)を考慮し、一括査定で相場を把握。
地方では駐車場や車アクセスを優先し、災害リスクも評価しましょう。



